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料理に合わせたミネラルウォーターの活用方法:和風だし・スープストック編

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みなさんは普段、料理(食材)とお水の相性について意識したことはありますか?

たとえば日本の料理には欠かせない和風だしを上手に取る方法は、実はなかなか奥が深く難しいものです。ですが日本人が昔から慣れ親しんできた軟水を使うだけで、かなり美味しいだしを取れるようになります。

同じように欧州の料理にはやはり欧州のお水である硬水が適していると言えます。それぞれの地域の料理はそれぞれのお水で。これがミネラルウォーターを使った、よりお料理をおいしくするコツの一つです。それでは順番に詳しく解説していきましょう。

日本料理には日本のお水を!

和食の画像

昆布や鰹節の出汁には軟水がオススメ

和風だしと軟水の組み合わせはベストマッチです。どちらも昔から日本人に愛されてきたものですから、相性がいいのは当然と言えるでしょう。とくに昆布やかつお節のだしは、お水が軟らかければ軟らかいほどおいしくなります。

この秘密は軟水がもつ抽出力にあります。昆布やかつお節はあまり長い時間火にかけておくと苦みが出てしまいますから、できるだけサッとだしを取れるのがおいしく仕上げるコツです。軟水の場合にはその優れた抽出力がありますから、より短時間でうま味弾き出せるのです。

昆布やかつお節の場合は、だしを取れる際に火にかけますので、加熱殺菌されたミネラルウォーターでも問題ありません。しかし煮干しや干しエビ、干し椎茸といったものを常温の水につけて戻す際には、非加熱殺菌のミネラルウォーターが適しています。ラベルなどに「無殺菌」や「ろ過殺菌」という風に書いてあるものです。

臭みが強い食材にはやや硬度の高いお水を

また煮干しといった臭みが強い食材からだしを取れる際には、あえて少し硬度の高いお水を使ってみましょう。硬水には臭みを抑える効果がありますから、上手に利用すると臭みのないおいしいだしが取れるでしょう。

硬水は欧州料理にぴったり!

洋食の画像

日本のだしには、日本の水である軟水が適しているように、ヨーロッパのお料理にはやはりご当地のお水、硬水が適しています。

たとえば牛すね肉を使ってスープをつくる場合には、硬度が200~300程度のミネラルウォーターが最も適しています。硬水の中に含まれるカルシウムなどのミネラルが、素材から出る動物性のたんぱく質や臭みと混ざり、アクや臭みがしっかり取れて、うま味だけが残ったスープになるからです。

ちなみにこうした料理に軟水を使用するといくら煮込んでも臭みが消えません。また硬度の高すぎるお水の場合は逆にアクが出過ぎてしまい、濁ったスープになってしまうので注意しましょう。

おわりに

いかがでしたか?

和風には日本の軟水を、欧風には欧州の硬水を。こうやってミネラルウォーターを使い分けるだけで、お料理は格段にレベルアップします。せっかく水道水ではなくミネラルウォーターを使って料理をするのなら、調理法や食材との相性にも気を使ってみるといいかもしれませんね。

ぜひご家庭でもお試しください。

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