天然水を使ったレシピ~カレー編~
簡単に作れて味がよく、栄養価も高くて日持ちもする。そんな料理として、カレーは非常に愛されています。日本で独自に発達した、このカレーに合うお水にはどんなものがあるのでしょうか?
「カレーに合う水」を、飲料水とレシピ編にわけてしっかりと見ていきましょう。
カレーは今や国民食?!
「日本の国民食」といえば、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。恐らく多くの人が、「おすし」「おにぎり」「みそ汁」といった、日本食をあげると思われます。ところが「カレーライス」もここに割って入ろうとしています。
データによって違いはありますが、「国民食は?」と聞かれて、「カレーライス」と答えた人の割合は、約6パーセント。とくに40代の男性では、「すし」「おにぎり」を抑えて、3位にランクインしています。(「ネットリサーチディムストライフ」が、2007年の1週間、6537人を対象としたアンケートによる)
このように大変人気のあるカレー。
ご家庭で作ったことがない人はいないのではないでしょうか。定番料理としてよく作るものだからこそ、「お水」にもこだわりたいものです。
煮込み料理としての性格をもつカレーには硬水が適している
カレーは「煮込み料理」に属しています。さまざまなカレーがありますが、基本となるのは、やはりお肉と野菜を煮込んでカレールーを溶かす、というものでしょう。このときに使いたいのが、「硬水」です。
カレーのメイン食材であるお肉や野菜からはアクが出てきます。カレーを作る過程においては、このアクを取り除くアクとりが必須です。
日本の水道水でもアクを発生させることはできるのですが、効率よくアクを出したいと思うのであれば、硬水を使うべきです。硬水の中に含まれているカルシウムが肉に働きかけ、肉のくさみやえぐみといった不快な成分をよく煮出してくれます。
そのためすっきりとした料理を作り上げるのです。とくに「お肉の味が苦手だ」「お肉の血なまぐささが好きではない」という人の場合、硬水で料理をすると、そのマイナス点をクリアできます。
野菜を煮込んだ場合も、野菜のしゃっきりとした歯ごたえを維持できます。そのため硬水はカレーを作るのに非常に適した水だと言えるでしょう。
ただし硬水のなかでも、あまりにも硬度が高すぎるもので煮込んでしまった場合、肉が硬くなりがちなのでこの点には注意が必要です。
お米は、軟水である天然水を利用したい
もう一つ考えたいのが、「ご飯」です。
本場のインドでは、パンである「ナン」と一緒にカレーを食べることも多いのですが、日本では「カレー」と言えばカレーライスを連想するでしょう。カレーには、カレールーだけではなく、「ご飯」というもう一人の主役がいるのです。
カレールーの方は、たしかに硬水で作った方がおいしく仕上がります。しかしこのもう一人の主役であるご飯の方は、硬水より軟水の方が相性はよいと言われています。硬水に含まれているカルシウムのせいで、本来吸い上げるべき水分がお米のなかに入っていきません。そのためきしんだようなお米に仕上がることが多く、おいしく食べられません。
またお米は水のおいしさに左右されるものでもあります。できれば品質のよい天然水を使いたいものです。ウォーターサーバーの会社などが打ち出している、産地を限定した天然水を使うのもよいでしょう。
「おいしいカレーライスが食べたい」のであれば、カレールーは硬水で、ライスの方はこだわりぬいた天然水で炊くのが理想的です。
なお軟水はウォーターサーバーや水道から得られますが、硬水の場合はスーパーや通販を利用することになります。
一緒に飲む水についてはどうすればいいの?
最後に考えたいのが、「カレーライスと一緒に飲むドリンク」です。
インド料理屋などでは、ラッシーなどがよく出てきますね。これは、本場のカレーは香辛料がよく利いていて辛いからだと言われています。しかし日本のカレーライスには、やはり水がよいでしょう。カレーの辛さをリフレッシュしながら楽しめるという意味では、水はカレーの名脇役と言えるのです。
カレーと一緒に楽しむのであれば、弱アルカリ性の軟水がよいとされています。超軟水や水道水でも悪くはありませんが、料理の味を邪魔せず飲みやすく、しかも後味をさっぱりさせてくれるという意味で、これが高い評価を得ているようです。
料理にもぴったり!天然水が飲める人気のウォーターサーバーはこちらから↓
天然水のウォーターサーバーランキングページへ
おわりに
国民食として名高い「カレー」。よくよく考えてみれば、カレーは、ルーにもご飯にも水を使い、ドリンクとしても水を利用しますよね。そう考えると、意外にもカレーは「水と関わりが深いメニュー」であると言えるのかもしれません。
甘口・中辛・辛口と変化があり、トッピングや食材でもバリエーションが付けられるカレー。
今日の夕飯にいかがでしょうか。