TOP > 体をつくる水と壊す水があるのを知っていますか?

体をつくる水と壊す水があるのを知っていますか?

体をつくる水と壊す水があるのを知っていますか?

 私たちには、毎日必ず口にするものがあります。それが水です。

食事も毎日とりますが、理論上、ものを食べなくても数週間は生き続けられます。しかし、水をとらなければ、わずか10日間で死んでしまうことになります。

水か食事か、究極の選択をするならば、体にとって不可欠なのは水です。水は体をめぐりながら、生命の維持に関わるあらゆる働きを行っているからです。水は命そのものなのです。

このことは、体の組成を見てもわかります。人間の体は約60%を水が占めています。体の半分以上が水でできているのです。多くの人は健康を考える時、まず食事を改めようとします。それは大事なことです。

しかし、飲み水を考えなければ、効果は半減します。体の60%を占める水が、体を壊す水だったとしたら、どんなに健康に良い食事をしていたとしても、水がそれを台無しにしてしまうからです。

反対に、体をつくり、健康を保つ水を毎日飲んでいれば、心身の健康を増進させることがわかっています。体をつくる水を飲むことで予防できる病気は、脳梗塞や心筋梗塞、がん、糖尿病、肥満などの生活習慣病から、

うつ病など心の病気に至るまで、たくさんあります。体をつくる水には、日々、体内で生じている細胞の損傷を防ぎ、血管を丈夫にし、生命活動を円滑にする作用があるからです。

毎日2・5リットルの「体を作る水」を

97eea5299221188f617e71e290ffc7b01-728x141

人間の体からは、1日約2・5リットルの水が排せつされます。尿や大便として1・5リットル、呼吸から0・5リットル、皮膚から蒸発している水が0・5リットルです。

そのため、私たちは飲み水で1リットル、食べ物に含まれている水分で1リットル、体内でたんぱく質や炭水化物、脂肪などが燃えて出る水分0・5リットルで補給しています。

つまり、体重70キロの大人なら、約40リットルの水分を常に体内に保持し、2・5リットルの水分を毎日入れています。

38b98c1083e1b008644fbcf198e2deb8-482x400

この時、体をつくる水を飲むか、体を壊す水を飲むかによって、健康状態が大きく左右されることは容易に想像がつくことと思います。

体をつくる水は、生命を支える水のことです。「生命を支える水」とは、一言でいえば天然の生きた水のことです。

「体を壊す水」とは、体に害を与える水のことで、具体的には水道水や純水、蒸留水、さゆなど、活性を失った水のことです。

体を「作る水」「壊す水」は構造からして違う

6b4b525568a1e7208817730fe3ff28681-728x141

911d3cff82c68e63dcc210ed54be95d3-482x400

水の構造は、水素原子二つと酸素原子一つからなる分子とされています。結合した、液体の水は単にH₂Oという形ではなく、互いに分子間で結ばれ、エネルギーをやり取りするネットワーク構造になっています。

水の分子量18という値から予想される融点は約マイナス100℃ですが、実際の融点は周知のように0℃です。

沸点の場合も同様で、分子量から予想される値はマイナス80℃ですが、実際は100℃です。これは水が分子量18の物質ではなく、それが互いにくっつき合い、より大きな複合体を形成していると考えれば説明がつきます。

韓国科学技術院の金武植教授の研究によると、水にはH₂O分子が環状につながった「五員環」の水と、鎖状につながった「五員体」の水とがあると言います。

このうち、「五員環」の水が「体をつくる水」で、「五員体」の水が「体を壊す水」だったのです。

藤田先生のウォーターレシピ

期待される効果⇒肥満解消

【水】

アルカリ性の天然水の超硬水 1日1.5L~2L

【飲み方】

起床後、食事前、入浴の前後やのどが渇く前にコップ1杯ずつ

藤田 紘一郎

東京医科歯科大学名誉教授

著者紹介

藤田紘一郎

藤田紘一郎 (ふじたこういちろう)1939年、旧満州生まれ、東京医科歯科大学卒。東京大学医学部系大学院修了、医学博士。
金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、現在、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。

1983年、寄生虫体内のアレルゲン発見で、小泉賞を授与。
2000年、ヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会・社会文化功労賞、国際文化栄誉章を受賞。

主な近著に、『50歳からは炭水化物をやめなさい』(大和書房)『脳はバカ、腸はかしこい』(35館)、
『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』『人の命は腸が9割』(ワニブックス【PLUS】新書)などがある。

免責事項

本稿で引用されている専門家や組織の見解と意見は、あくまでも各自のものであり、必ずしも属する機関や協会、またディーエムソリューション株式会社の意見を代表するものではありません。

本記事に記載されている情報は、他の専門家によるアドバイスとは異なる可能性があります。特定の健康上の懸念がある場合は、個別事象の専門家に直接ご相談ください。

プライバシーマーク
検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP