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天然水に含まれる「カリウム」ってどんなミネラル?

天然水に含まれる「カリウム」ってどんなミネラル?

ウォーターサーバー会社のコスモウォーターなどが扱う天然水に含まれている「カリウム」。これもミネラル分の一種です。カリウムもまた、人間が生きていくなかで非常に重要なミネラルであり、さまざまな働きが期待できます。

ここでは、カリウムの役割や歴史、そしてカリウムの過剰摂取や不足によって起こること、効率のよい取り入れ方について見ていきます。

カリウムとナトリウムの関係について~カリウムの役割は?

カリウムを含む食材

カリウムを語るとき、注目したいのが「ナトリウム」です。ナトリウムが体の中に多すぎるとき、カリウムは、これを外に押し出そうとしてアプローチます。

「昨日ちょっと塩分を取りすぎてしまったなー」なんてことがあったとしても、それが「高血圧」に直結しないのは、このカリウムの働きによるところが大きいと言えます。

このことから、カリウムの役割のなかでも大きく取り上げられるのが、「高血圧の予防」です。生活習慣病を防ぐためには欠かすことのできない成分だと言えるでしょう。

またナトリウムを多くとりすぎたときは、高血圧だけでなく「むくみ」も起きやすくなります。高血圧を防ぐときと同じように、カリウムはこの「むくみ」に対しても有効に働きます。

ナトリウムとの関わりが深いカリウムですが、カリウムの役割はそれだけではありません。筋肉とも深い関係があるのです。

カリウムは、筋肉の基本の動きである「緩み」と「収縮」に関係しています。私たちが当たり前のように動き、生き、生活をすることにも、カリウムは貢献しているのです。

カリウムが不足するとどんなことが起こるのか?

高血圧

上でも話しましたが、カリウムの大きな役割の一つが、「ナトリウムの調整」です。

このためカリウムが足りないと、高血圧になってしまうリスクが上がります。カリウムを多く摂取することによって、高血圧を防止するだけでなく、血圧を(少しではありますが)下げる効果が見込めるそうです。

またカリウムが足りないことによって、夏バテなどが起こりやすくなると言われています。加えて「疲れがとれず、いつもだるい」「食欲がほとんどない……」という状態に陥りやすくなります。

カリウムは筋肉に関わっているミネラル分でもあるため、筋肉がけいれんを起こす可能性もあります。

カリウムが高すぎるのも危険です

体調不良の女性

こう聞くと、「それならカリウムは、とればとるほどいいのだ」と思う人もいるかもしれません。

しかしこれは危険な考え方です。カリウムは、過剰に摂取することでも、大きな危険につながるのです。

カリウムを過剰に摂取しすぎると、「高カリウム症状」という症状に見舞われます。これは非常に危険な症状です。カリウムが足りないときと同じような「だるさ」が起こることもありますし、ひどい場合は心臓が止まってしまうことも。このためカリウムは「摂取する量」に気を付けなければなりません。

厚生労働省では、「1日にとってもよいカリウムの限度量」についてはとくに定めていません。

しかし腎機能などに問題がある人の場合は、制限として、「1日に1500ミリグラム以下」とされることもあります。いずれにせよ、このような場合は医師の指示に基づき、それをきちんと守ることが非常に重要です。

カリウムの摂取量と効率のよい取り方

アボカド

1日あたりのカリウム摂取量の目安は、年齢や性別によって多少異なります。ただ「目標量」として定められているのは、女性ならば2600ミリグラム以上、男性ならば3000ミリグラム以上です。

カリウムを効率よくとれる食材としては、「パセリ」があげられます。100グラムに1000ミリグラムのカリウムが入っています。しかしパセリを300グラムも食べるのは現実的ではありません。もっとも比較的取りやすいのは、「アボカド」「ひきわり納豆」あたりでしょう。

アボカドならば400グラム程度(3~4個程度)で1日の摂取量をクリアします。納豆の場合は、これも体によいと言われているマグネシウムも含んでいますし、ローカロリーでもあります。健康によいので、これも積極的にとっていきたいものです。調理なしで食べられるのも魅力。

天然水にも微量にカリウムが含まれています。たとえばフレシャスの出している「フレシャス木曽」は、1リットルあたり2・4ミリグラムのカリウムを含んでいます。もちろん、軟水である以上、「水だけでカリウムをとる」と考えることは非常に難しいでしょう。しかし食材のサポート役としては活躍してくれるかもしれません。

おわりに

ナトリウムの調整役として活躍するカリウムは、私たちにとって欠かすことのできないものです。生活習慣病の一つである「高血圧」や、美容の大敵である「むくみ」に立ち向かうためにとっていきたいものですね。

軟水である日本の天然水にもカリウムは含まれています。水からだけでカリウムを補うことは基本的にはムリですが、サポート役として活躍させてみてはいかがでしょうか。

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